お問い合わせの多い放射性物質の除去に関して、RO逆浸透膜浄水器ピュールオーの製造元である株式会社三原より、公式の見解が発表されましたのでご報告いたします。(以下、株式会社三原 発表資料)
福島県原子力発電所の放射性物質の漏洩に起因し、沢山の方々が水に対する不安をもたれていることと思います。
また、水道水に対するR.O.膜の放射性物質に対する除去性能と、R.O.水の安全性について沢山のご質問を頂いております。ご質問に対し、弊社の現段階における見解をご案内申し上げます。
現在、心配されている放射性物質「ヨウ素」と「セシウム」は、放射線を発する劇物であり、民間企業での取り扱いが困難なため、浄水性能などのデータが乏しい物質です。現在、詳細且つ正確なデータを取り寄せ中ではありますが、一部存在するデータと、各方面の専門家と当社間で協議した見解についてご説明申し上げます。
結論から申し上げますと、R.O.浄水システムにおける放射性物質に対する除去率は、次に記する値であると考えられるため、水道水中に基準値の20倍程度の放射性物質が混入しても、十分基準値内に抑えることが可能であり、安全であると言えます。ただし、基準値の25倍を超える濃度に達した場合、処理水についても基準値を超える可能性が生じます。
● 放射性物質「セシウム」 = 95~99%
● 放射性物質「ヨウ素」 = 96~99%
「放射性ヨウ素」 厚生労働省指標地 : 1リットル当たり 100ベクレル(1才未満の乳幼児を対象とした数値です。)よって、R.O.浄化システムは、2500ベクレルの原水まで安全レベルを維持できます。
また、セシウムは、水中では上記のアルカリ金属類と同様のイオン状態で存在するため、R.O.膜のイオン物質に対する除去原理から考えると、ナトリウムとほぼ同等の除去性能を発揮できると考えられます。
よって、ナトリウム(Na)の除去データより、セシウムの除去性能を表現しています。
尚、ナトリウム(Na)は、原子番号11番であり、原子の大きさはセシウムより小さく、また、比重も少ないため、実際はセシウムに対するR.O.膜除去率は表示より優れていることが考えられます。また、カリウム、バリウムに対しては、いずれも96%以上の除去性能を発揮しています。
参考データ:イオン結合状態のナトリウムのRO膜除去率
「Nacl塩化ナトリウム=99%」、「フッ化ナトリウム=98%」「臭化ナトリウム=96%」「硝酸ナトリウム=95%」
※ダウケミカル社 FILMTEC Membranes データより(データはこちら)
※ダウケミカル社 FILMTEC Membranes データより(当社使用のRO膜)(データはこちら)
同様に存在する「フッ化ナトリウム=98%」「塩化ナトリウム=99%」「臭化ナトリウム=96%」除去データから、ヨウ素はNaとのイオン結合において、他のハロゲン類とほぼ同等の除去性能を発揮していることにより、ヨウ化ナトリウム以外のヨウ素化合物質に対してもほぼ同等の除去性能であることが考えられます。
尚、現在放射性物質として危惧されるヨウ素はI2(分子状態)であるため、水中では上記イオン状態の除去データ以上に除去性能を発揮できると考えられます。
上記見解は、日本国内のR.O.膜見識者、R.O.膜メーカー技術者、大学教授(工学博士)、アメリカのR.O.膜メーカー、R.O.膜製品製造メーカーの協力により、参考資料、ならびに参考意見をいただいた上でまとめています。
(2011年3月23日17時現在)
